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お茶漬け白書
日々雑感

江戸情緒の今井町に馴染む

Sさんは
2年前に橿原市今井町の長屋を買い取り、
店舗付き居宅としてリノベーションされました。
その場所で
もともとやっておられたコーヒー焙煎の専門店を
営んでおられます。

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相談をいただいて伺いました。
この地域では街並みを見学する観光客が多く
ピンポーンを鳴らさないで
いきなり入ってこられる人が多いとか
この看板を見れば分からなくもありません。

厳選された無農薬のコーヒー豆をひき
根強いファンも多いそうです

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焙煎機は
お米屋さんのちょっとした精米機くらいの大きさで驚きです

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土間三和土の表情も良くなり
土間にしつらえた腰掛が人気だそうです。
そこで、焙煎珈琲の販売だけでなく
コーヒーを飲ませて欲しいというお客さんもいて
簡単な厨房スペースをつくりたいということでした。

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今井町でお店を営む若い店主達と組み、PRとして
今井町の街並みを模した日本手ぬぐいを製作されたとか

それにしてはPRするお店がこの地図のどこにあるのか
さっぱり分からへんけど・・・・・・

Sさんしばし沈黙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁぁ

今井町にそよ風が吹き抜けていました。



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今井町の古民家・びゅー

橿原市の古民家リノベーションが完成し
本日お引渡しでした。

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外観デザインは通りの家に合わせて

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玄関の引き戸を開ければ三和土土間です
突き当りの天井までの下駄箱の引違の戸には、
フラメンコを習う夫人の練習用鏡がはめられています

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珈琲焙煎の仕事場は右手の上がり框から

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プライベートは階段のあるタタミの廊下から

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仕事場の作業台と収納です

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ここはデスクワークスペースになるようです
補強の柱・梁には柿渋を塗ってますが
日にちが経たないと色が出ません

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玄関は木製の引違戸が入り
壁・天井にはお施主さんこだわりのガイナ(断熱塗料)を塗っています

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二階の押入れの戸にもフラメンコ用の鏡が
お茶漬けさんは慣れるまでには何度かぶち当たりそうですが・・・
上部の華奢な黒い束や梁は江戸時代のものです
二階の壁はシックイベースの「そよかぜ」(ゼオライト・竹炭入り)
で仕上げています

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天井を剥がして出てきたのは末口25センチほどの丸太ですが
江戸時代の庶民の家の証として、表しにしています

奈良の気温は大阪に比べ3度は低いと感じますが
完成したばかりの火の気のない家にも関わらず
部屋内は全く寒さを感じませんでした

別れ際
お施主さんからうれしい一言をいただきました
「いい家を建てていただいて、ありがとうございました」

体が熱くなったのであります
思った以上に骨組みが弱く、補強に時間がかかり難航しましたが
この一言で、吹っ飛びました。
この家にかかわってくれた皆さんにありがとうです。

今井町そぞろあるき・行ってきました

11月末、今井町そぞろ歩きは雨にもかかわらず
総勢18名のツアーになりました。

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丁度、リノベーションの解体中の現場では
お施主さんがこられ  (完成した古民家で「コーヒー焙煎」の工房を開かれます)
みなさまに、焙煎したてのおいしいコーヒーをふるまっていただきました。
やっぱり味が違う!

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解体中の棟梁が説明にあたりました
ガラガラ状態の古民家にどう手をつけていくのか
基礎や梁の補強、階段の付け替えなど

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「わぁっ!  これがどう変わるんやろか」
みなさん興味深く聞かれていました
現場を後にする頃には、「完成したとこが見た~い」

ご安心ください2月8日オープンハウスの予定です。

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昼食をとったお蕎麦屋さんも箱階段のある古民家です

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この薄暗さの中の障子って、不思議と癒されます
毎日がこれだけ暗いのは、やっぱり嫌かな

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今井町の西に在り、惣年寄の筆頭を務め
今井町のお奉行さん的役割をになっていたという今西家

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この座敷の前は「お白洲」で、罪人が裁かれたとか

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シックイがきれいな二階は窓の無い入り口が一つの小部屋
罪人に白状させるための燻(いぶし)部屋だそうです
逃げないように階段を外し
白状すれば、1階の牢屋へと・・・

どれだけの冤罪があったことやら

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米谷家です
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あとで写真を見ても、どれが何家か分からなくなりそうですが
これは間違いなく米谷家ですね

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通りのところどころに植えられている綿花
麻が主流だった時代に、
暖かい木綿の布を織って栄えた町だったようです
明治維新の廃藩置県で
旗本や大名に貸したお金が凍結され
逼塞した大店もあり、
重税もあり急速にこの町も勢いをなくしたと聞きました
400年近くの時を超え、
一日の長~い時を過ごさせていただきました。
みなさま、お疲れ様でした

100件近くの空きやあり

古民家解体で見えた!

14日からスタートした今井町の古民家リノベーションですが

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開けてみれば
2~3回リフォームをした形跡があり、
天井を剥がさないで、その上に天井を張ったらしく
はぐってもはぐっても天井が表れるという
ロシアの人形マショーリカ状態だったそうです

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古い梁、柱は残すという、街並み保存地域ならではの
規制があるようですが
当時の庶民の家は木材もかなり高価だったとみえ
梁丸太の径なども華奢なものが使われていました。

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それに比較して、差し鴨居のデッカイこと

解体作業は防塵マスクをつけて、
すわっエボラ熱か! 
と、思うような大工さんのイデタチです

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なんとも不可解で危なげな箇所が出てきました 

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まるでダルマ落とし
かなり杜撰なリフォームやさんが施工をしたようです
見えない箇所ほど恥ずかしくない仕事をしたいものです
鉄骨の梁が一箇所入っていました

長屋と見ていたのですが、
お隣とは棟も繋がっておらず、途中でぶった切られた可能性も・・・
やみくもに解体すれば壁が落ちる可能性もあり
神経を使います

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とりあえず増築部分にはロックウール断熱が入っていました

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増築の取り合い部分に段差があったりで
剥がさないと見えない部分が多く
梁部分にシロアリによる蟻害もみつかりました

11月29日(土)の「今井町そぞろ歩き」では
作業中の大工さんの話しも聞きながら
この現場の状況をご覧いただきます

この状態が、どのように変化するのか
心配でもあり、その分わくわく感も上昇中です

2月に行う完成見学会と合わせてご覧ください。