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お茶漬け白書
日々雑感

今時やから、土壁なんよ 2

高いとは、なんぼくらい?

10年ほど前から、「左官屋さんの技術を残さなあかん」と
土壁に取り組んで20棟ばかり建ててますが・・・・・

建物の外周のみを土壁にした場合・・・・竹小舞、土壁、材工とも
 
  延べ面積(坪)あたり・2万5千円?3万円です

30坪の住まいで、75?90万円で土壁に。


工期は確かに建物の規模によりますが、2ヶ月(40坪前後)くらいは
余計にかかります。

竹小舞が出来てから、土を塗っては乾かしを4回ほど繰り返し、
壁の厚みを(6?8cm)つけるわけですからやむを得ません


いっぺん見てみたい、と思った方は岡町の現場見学会はヒッケンですぞ。

1ヶ月に7回くらいしかクチをきかない左官屋さんが、説明してくれます。


住まいを消耗品と考えている方にこそ、見ていただきたいのです。

なにせ地球に負荷を与えず土に還すことができるのですから。


ちなみに、ここの大工は月に2回しかしゃべりません。いやホンマ。


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今時やから、土壁なんよ

伝統の土壁で住宅を建てているといえば・・・

一様に「へぇ?今どきぃ」と「どんだけぇ?」のノリで返される

「高いんちゃうのん」「時間かかるやろ」「昔の家は寒いで」
と不評三連発。


それって、思い込みでっせ。そこで攻略三連発です。


土は断熱材の代わりと考えてください。

夏涼しく、冬は暖かいのです。

昔の家が寒かったのは、外部も木製建具のため機密性が悪い。
柱と壁の隙間から空が見えたのは・・・・・柱も土も乾燥して痩せるため

そこで木材の乾燥をきっちりすること。
柱に溝(チリジャクリ)をつくり、スキが出ないよう土を溝に塗りこめ、
土の収縮を止める工夫をする。

木と同様、調湿性能は抜群。室内の湿度計は一年中65%前後に保持。


竹(小舞)と土のコラボレーションは丈夫。

割り竹をシュロ縄で編み、土壁の下地を造ります。

きれいやぁ?、誰もが感動の職人技。
竹のシナリと厚く塗られた土がどんな揺れも緩衝するすぐれもの。


「震災のとき潰れてたで」・・・・

どれだけ丈夫に建てた家も、シロアリのグルメコースに提供してたり、
耐震性を無視した、わがままプランであれば、潰れるべくして潰れるのです。



中休みです。

ハートにメンテナンスを

メンテナンスの電話がかかれば、一刻も早くと思うが、

建築士事務所民家には、思いがけないメンテナンス依頼がある。


「こうもりが壁の間に落ちたようで捕って」

「何かが天井を走っているので、見に来てください」

「ハチが巣をつくりかけている追っ払って」

こんな連絡が入ると・・・・・、

現場監督がおっとり刀で捕獲作戦に乗り出す。


完了後、お施主さんの「ありがとう」がすべてを癒やす。


ところが・・・

「さっきまで点いていた電気が消えたから見に来て欲しい」

??????????

さっきまで点いていたのなら球切れじゃないの、と思うんですが・・・

願わくば電話の前に、自分でできる点検(高齢者でない限りですが)は、やっていただきたいのです。


電球は消耗品ですから、運が悪ければ半年で切れる(ごめんなさい)こともあるのです。



駆けつけた電気屋さんから「やっぱり球切れでした」との報告があった。


トホホホホホ・・

みやざき「おび杉セミナー」

大阪の木材関連と設計・施工会社へのPRのために行なわれた、
みやざき「おび杉セミナー」での有馬孝禮先生の基調講演を伺った。


建築業界に定着している「杉は弱い」を
「杉がいかに強いか」に覆す説得ある講演内容だった。

杉の持つ耐久性、耐蟻性に加え

梁には米松、が関西の建築業界では一般常識とされているが、
E110(たわみにくさを表す数字)の米松と、
E90の杉では曲げ、圧縮、引張とも強度的に変わらない等
具体的な数字を示し説明。


学校にみるインフルエンザの学級閉鎖率として

鉄筋コンクリート校舎・・・・・22.8%

木造校舎・・・・・10.8%

内装のみ板張り・・・・・12.9%

考察

空気が乾燥すればホコリにも水分がなくなり
風のウィルスと共に空中に舞うが、

調湿性能のある木部から出た水分がホコリを潤すため
舞うことが少ない。

             

考えさせられたのは(宮崎県森林組合連合会より)

山では・・・・・

「おでん」の大根を食べていても、
1年で30万円になる大根の価格と
50年かかって育てる杉が1万にしかならない
理不尽さに嘆かざるを得ないという。

関西は値段にシビアなところですが、
少しは、山のことも考えてお手柔らかに・・・と
訴えておられたのが、印象的だった。


こんな状態が、山を守る人を年々減らす結果につながる。


兎に角、今は杉を使うこと。





繁昌亭に参る。

昨年9月にオープンした天満の繁昌亭が大盛況と
きけば、浪花人として「見とかなあかん」と
いう思いにかられ出かけた。
繁昌亭・外


延べ面積589?という建物(鉄筋3階)はこぢんまりと
しているが、いにしえの寄席小屋の風情を再現しなかなかのもの。
繁昌亭・中

中は216席に立ち見が出るほどの盛況ぶりで、熱気むんむん。
4500個の提灯がぎっしりと天井を埋め尽くしている。
ちょうちんがホンマ絵になってる。


協会の新スタッフ小田垣嬢が同行(実は連れて行ってもらった)
これが又、高座に上がっとったんかと思える程の落語通。
また、よう笑いよる。こんな子が一人いたら興行師は楽やろな。

桂歌之助の襲名独演会、歌之助は元「かかし」(小田垣)やそうな。
出し物は古典落語「野崎参り」と、先代の歌之助が18番の
石川五右衛門の骨を集めるという噺、「これはマニアック」(小田垣)
落語には珍しい小道具「ガイコツ」が宙を舞った。



公演後、歌之助さんが門口で見送ってくれるのも
ファンにとれば嬉しいサービス(小田垣)


近辺の店舗も繁昌亭にあわせてよき時代を演出している。


夜風に吹かれ、好奇心も般若湯も満喫した宵であった。



一見の価値ありでっせ?。

この街に100年の灯をともす 棟上 第2弾

確認申請待ちで遅れた工事が立て続けに下り、
岡町に続いて尼崎市で棟が上がった。
この住まいはシロアリに強い宮崎県産材。

1階が52坪と広く、2階を18坪とコンパクトにしたため、
一般のクレーンではアームが奥まで届かない。
奥の平屋部分は手作業となった。
模型?模型?



こだわりの地松(国産)の丸太が存在感を増す。
地松の丸太



棟上 第2弾?
隣が駐車場とあって、近くの職人さんが噂を聞きつけ、
入れ替わり立ち代り見物しに来る。

棟上 第2弾?

「ごっついのん使ことるなぁ」、「今時すごいなぁ」、
「久しぶりやなぁ、こんなん見んのん」

なにやら羨望のまなざし。


ここにいぶし瓦が載り、美しい竹小舞が編まれ、
土壁が塗られたとき、

近隣の職人さんたちがどんなリアクションを見せるのか
今からわくわくしている「お茶漬け白書」なのです。


「何年、持ちますか」という質問をよく受ける。

その裏に・・・・
木造住宅は30年という考えが常識化している。


時間を掛けて造ったものは、そう簡単には壊せません。
その人の想いの分だけ長持ちするものです。


いろんな場所で・・・・・
国産材の住まいが「100年続きますように」

100年を願うのは、一青窈   ばかりではありません。

 

現場見学会

豊中の岡町で工事中の現場見学会を行なった。
模型


昨日のイベントの後に行なった『飲み会」で
盛り上がりいささかオーバードリンク。

高知県嶺北の田岡さんにをお招きし、
スギの特性やこだわりの乾燥法である
高温乾燥と中温乾燥の違いや、

この住宅でも採用した規格材の活用など
専門的な話を一般の方にもわかりやすく
説明されました

田岡さん


さ?すが?でした。


参加者の声

  見るからにガッチリして丈夫

  木の色が生きてますねぇ

  土壁を塗るときも見たい・・・など、次の参加申し込みも  



ところで田岡さんには「みよちゃん」という同級生の
可愛い奥さんがいます。
彼の笑顔の源泉はこの「みよちゃん」に他なりません。

羨ましくもあります。
 

車のこと

みんなに「なんで」と言われるが、マツダが好きで
30年近く、何台かのマツダを乗り継いできた。

車というよりも、整備士の誠実さに惹かれ、支店が
変わるたびに追っかけているのが正解。
ところがである・・・
新車を購入するに当たり、セダンの開発が少ないこともあり
気に入ったのがない。

 やむおえずトヨタの販売店で見積をとってはみたが、
なぁんか、「ほんまに買うんか」という空気を感じる。
息子に相談すれば、トヨタイメージはハウスメーカーの
バリバリ営業マンと言われ、ハタとコマッタ。
ちょっと生き方が違う。

 考えたあげく、薦めもあって光岡自動車を訪ねた。
我流(自動車名)=立駐によう入れん。高すぎる。
で・・・
ヌエラ(意味が分らん車名)=少し背伸びすればの価格
              感受性のせいか可愛く見えた
    なによりも営業の姿勢が琴線にふれた。

で・・・間髪いれず即決。発注から3ヶ月を経て届く。
    
嬉しかったが、乗るたびに周りから視線を浴びる。
どこに行ってもぜんぜん知らん老若男女に声を掛けられる。 

クチの悪い知人に「あっち系」と言われる。
アッチ系って、ドッチ系???

仕事で須磨に行く、道が分らず、立話中のおばちゃんに道を
聞こうと近づくが、パッと逃げられた。ハハァンそういうことか。


まま、いろいろあるが気に入っている。

マニアックと言われるが、車のことはなにも解らないのです。


イベント花盛り

10月はイベントがぎっしりで、よそ見する間もない。

大阪人に、忙しいと言えば、すかさず「儲かってええね」が返る。
ほとんど社交辞令であるが、社交辞令で「ハイ」とお返しできない
悔しさがいつも残る。


森林の市(主催 近畿中国森林管理局)に始まり、
環境フェスタ(主催 大阪市)
環境フェスタ


生協フェスタin中百舌鳥(主催・コープ自然派)
生協フェスタ



ここでは国産材のPRを主として行なっているが・・・・
みなさんのお目当ては、建築途中に出るスギや桧の切れっ端し
並べるしりから面白いくらい無くなっていく

中には何往復もして、持ち帰る人も・・・
やっぱり浪速のお母ちゃんは逞しい。

お陰さまで、いつも満杯の倉庫がスッキリで
一石三鳥の価値あり 

この後・・・

桜の庄兵衛

10月20日は桜の庄兵衛(古民家・庄屋邸)にて
能のいろは(ワークショップ的に)と続き、

21日、棟が上がったばかりの現場で、基礎と構造の一般公開

29日は茨木クリエイトセンターでキッチンのセミナーと
あい務め、ようやく10月を越える。

ふぅ?

やっと棟上がる

耐震偽装から端を発した建築確認の遅れは
あらゆるところで物議をかもし出している
が、そのあおりで1ヶ月半ほど遅れた棟が
ようやく上がった。


この住宅は、高知県の木材を使用しています。

心去り(心持ち材に比べ、乾燥がよく、割れ
ヒビが入りにくい)の木材を一部利用

今ではあまり見られなくなった、土壁です。


棟上がる


土台をしきこんでいき、柱を立て込み、
大梁を渡し棟を組上げていく様は
一日見ていてもあきがきません。

棟が上がると、無事に棟が上がった喜びと
家内安全などのお守りとして御幣を取り付けます。

御幣

地方によっても変わりますが、大阪では
この御幣が一般的です。


お施主さんも設計、施工者も
とにかく、ホッとするものです。



わけあって独唱しました

昨年の暮れ、ある勉強会の打ち上げに、ほろ酔い
気分で美輪あきひろの「ヨイトマケの唄」を歌った
ところ、思いがけない支持を得た。

 
 その会の10月のイベント「千人会」でヨイトマケを
という要請をいただいた。
あかんあかんそらぁあかんわ、と拒みつつも何やら
嬉しくもあり、三つ返事くらいでOKした。


ところが・・・・

 まもなくカラオケのええ加減さを知ることとなった。  


2、3回のカラオケ練習で楽勝と高をくくっていたが、
イベント前日に届いたCDを聴いて愕然!
なんじゃこれは、ち、ちがう???!!!。
どこらあたりから歌いだしていいのかすら分からん


考えた末

カラオケ屋は一曲で粘られると困るわけで
時間を短縮していることに、やっと気付いた。


当日

アカペラ状態の中で、くそ度胸だけが一人歩きし
へろへろで責務を遂行できた。
ま、ま、めでたく幕が下ろせたことにホッとした次第



反省

カラオケごときでちょっとええ気になったとしても
間違っても素面で歌えると思うなかれ

想い上がりはいかん、重い上がりは。


始めます。ブログとやらを・・・

立ち上げてかれこれ半年。なんだかんだ理由をつけて
踏ん張ったけど、ようやくスイッチONで、ただ今よ
りスタートします。

建築士である以上、欠陥住宅という文字を見ると体が
反応してしまう。

出勤前の「おは朝」で、シロアリの大群が住宅の基礎
を4列も連隊を組み行進する様に釘付け状態になった。

屋根に取り付けたソーラーから床下に熱を循環させる
システムだとか、やっぱり床下は風の通りを良くする
方がベターと改めて感じた次第。

住宅メーカーは、やたらめったら高気密高断熱を謳い
あげるが、吉田兼好さんの「夏を旨とすべし」は再考
の余地有。

温暖化の関係で強烈なシロアリも北上しているという。
かといって、ここぞとばかりにシロアリバスターが横
行し、薬をまき散らかすのもごめんこうむりたい。


とにかく、シロアリは湿気と暖かい場所が大好きです。

床下は風通し良くやろうよ。

       ブログ始めは、シロアリとあいなった。