古民家解体で見えた!

開けてみれば
2~3回リフォームをした形跡があり、
天井を剥がさないで、その上に天井を張ったらしく
はぐってもはぐっても天井が表れるという
ロシアの人形マショーリカ状態だったそうです

古い梁、柱は残すという、街並み保存地域ならではの
規制があるようですが
当時の庶民の家は木材もかなり高価だったとみえ
梁丸太の径なども華奢なものが使われていました。

それに比較して、差し鴨居のデッカイこと
解体作業は防塵マスクをつけて、
すわっエボラ熱か!
と、思うような大工さんのイデタチです

なんとも不可解で危なげな箇所が出てきました

まるでダルマ落とし
かなり杜撰なリフォームやさんが施工をしたようです
見えない箇所ほど恥ずかしくない仕事をしたいものです
鉄骨の梁が一箇所入っていました
長屋と見ていたのですが、
お隣とは棟も繋がっておらず、途中でぶった切られた可能性も・・・
やみくもに解体すれば壁が落ちる可能性もあり
神経を使います

とりあえず増築部分にはロックウール断熱が入っていました

増築の取り合い部分に段差があったりで
剥がさないと見えない部分が多く
梁部分にシロアリによる蟻害もみつかりました
11月29日(土)の「今井町そぞろ歩き」では
作業中の大工さんの話しも聞きながら
この現場の状況をご覧いただきます
この状態が、どのように変化するのか
心配でもあり、その分わくわく感も上昇中です
2月に行う完成見学会と合わせてご覧ください。
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