お茶漬け白書
日々雑感

さらば彌七

古い友人が亡くなった
1年前に見つかった脳腫瘍が原因だという

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ずいぶん昔のこと

はじめて勤めた建築会社に

塩月彌七さんがいた。

3年ほどで結婚を機に退社し、
故郷宮崎県で設計事務所を立ち上げ
活動されていたようだ。

そんな記憶も遠のいていたが・・・

20年後、仕事で宮崎を訪れたとき
国道沿いに建つ
「塩月一級建築士事務所」の看板を見つけた。

ひょっとして

ドンピシャだった

大阪に来ることがあったら、呑もうね

と言いながら、それも忘れていたところ

ある日突然
切羽詰まった連絡があり

兄弟そろって
着の身着のままサンダル履で
軽自動車で転がり込んできた。

事業に失敗し倒産
そっち系の人に追われてきたらしい。

家族を残してきたという

とにかく住めればいいと
文化住宅を借りて住んでもらった。

本人は、木造建築の設計を得意とし
兄は大工さんと
願ってもない人材で

3日後には、会社で働いてもらい

1年を待たず、家族を呼び寄せ
数年後
息子たちも見習い大工として現場に入った頃

あの阪神淡路大震災がおきた

その2年後、某大手ハウスメーカーが
木造にシフトするための
在来木造・大工技術者として腕を見込まれ、
引き抜かれてしまった。

自然的に会社から遠ざかって行った。

めっぽう焼酎好きで、

呑めば無口で温厚な性格から
熱男に変身するため

周りとの意見衝突もしばしばあったが

気はやさしくて、力持ち

大阪弁で
やひち と呼べば

ヒチじゃない、シチじゃが

と律儀に修正されたものだ

お通夜の写真は
苦笑いの様で、少し老けていたが
目じりにやさしさを蓄えていた。

直前まで、リフォーム会社の役員として
活躍しておられたようだ
よわい69歳
なんとも早い別れであったが

お互い
めまぐるしく時代が変わる中で
いい仕事をさせてもらった

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あばよ

やひっちゃん

やすらかに






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